平川哲生 一覧

『とりかへばや、男と女』と『日出処の天子』

『とりかへばや、男と女』と『日出処の天子』

河合隼雄『とりかへばや、男と女』を読んでいる。この本は『とりかへばや物語』という古典をもとに「男女の境界」とか「社会的枠組み」、「愛と美」や「エロス」などについて考えていく内容。面白い。 ユングのアニマ・アニムス論、元型という考え方、初期のユングが混同していた元型と元型イメ......

記事を読む

映画『大地の子守唄』を見る

映画『大地の子守唄』を見る

増村保造監督の映画『大地の子守唄』は、四国の山で育ったケモノのような娘が、だまされて離島の売春宿に売られ、いじめられても負けん気の強さでやり返し、自分ひとりの力で生きてやるとばかりにやりたい放題わがまま放題、それがたたって視力を失うが、とつぜん現れたなぞの宣教師に助けられて故郷に......

記事を読む

映画『喜劇 とんかつ一代』を見る

映画『喜劇 とんかつ一代』を見る

川島雄三監督の『喜劇 とんかつ一代』は、横長のシネスコの画面に柱などを何本か縦に入れると、まるで包丁を入れたとんかつに見えるねぇ……というようなシュールな脱力ギャグをいっぱい散りばめて、強引に面白がらせてくる凶暴な映画。参りました。面白い。 物語はあってなきがごとく、タイト......

記事を読む

映画『暖流』を見る

映画『暖流』を見る

増村保造監督の作品は登場人物のパーソナル・スペースが独特で面白い。 監督がイタリア留学していたからかもしれないが、すぐそばに立ったり、顔を近づけてしゃべったり、日本ではあまり見かけない人ばかり出てくる。しかも、いがみ合う二人にかぎって鼻息がかかりそうなくらい顔を引っつき合わ......

記事を読む

細田守と食べものの物語

細田守と食べものの物語

目次 01.おいしそうな作品 02.物語りはじめる食べもの 03.波紋のひろがり 04.食べものへの関心 05.やっかいな状況、ほほ笑ましい状況 06.スイカふたたび 07.映画の特徴 08.不自然なさりげなさ 09.細田作品はいかにして死ぬか 10.毒食らわ......

記事を読む

いつか虹の向こうに

いつか虹の向こうに

虹は何色だろうか? もちろん七色。岩波の辞典にもそう載っている。 ところが、イギリスやアメリカには六色と言う人が多くいる。ドイツ人は五色と言う。トルコ人にいたっては無限にあると言いはるのだそうだ。そんなことが本に書いてあった。じゃあ実際は何色なんだろう。 虹は、波長の......

記事を読む

もういくつ寝ると

もういくつ寝ると

TOHO LINE-UP 2002に載っていた画像。細田守監督の新しい映画『ハウルの動く城』に登場するお城だ。2003年陽春公開とのことで、まだまだ先は長い。しばらくこの絵でひもじさを我慢するしかないようだ。 ひもじさのあまりじっと城を眺めていると、かえってお腹が空......

記事を読む

MOTHER 2

MOTHER 2

先日、某アニメ会社の試験に行ったのだが、そのときの試験官がわたしの母親にそっくりだった。 緊張していたせいか、なぜ母親がここに……と一瞬思ってしまったほど。妙な偶然のおかげでリラックスできたかと言うとそんなことはなく、試験官と母親に見られるという二重のプレッシャーを背負いこ......

記事を読む

頭を打って死ぬ

頭を打って死ぬ

「豆腐の角で頭を打って死ぬ」を「遠くの角で」だと勘ちがいしていた。 この言葉を聞くと、おろおろする西田敏行の姿がまっ先に思い浮かぶ。おそらく小さいころ見たドラマ『池中玄太80キロ』で、落ちこんだ玄太の「豆腐の角で…」というセリフを聞きちがえて憶えていたのだろう。 玄太......

記事を読む

『オクトパスアーミー シブヤで会いたい』

『オクトパスアーミー シブヤで会いたい』

コーネリアスと小沢健二さんが新曲を出すらしいので、久しぶりにビデオをあさって映画『オクトパスアーミー シブヤで会いたい』を見た。 ビデオのパッケージに「トレンディ・ゾーン・シブヤを舞台に」とあるが、10年前の映画なので、いまではトレンディではない痛々しくもなつかしい格好の若......

記事を読む

スポンサーリンク
1 2 3 4 5 6 7