『オクトパスアーミー シブヤで会いたい』

コーネリアスと小沢健二さんが新曲を出すらしいので、久しぶりにビデオをあさって映画『オクトパスアーミー シブヤで会いたい』を見た。

ビデオのパッケージに「トレンディ・ゾーン・シブヤを舞台に」とあるが、10年前の映画なので、いまではトレンディではない痛々しくもなつかしい格好の若者がぞろぞろ出てくる。女性のまゆげがみんな太い世界だ。

このVHSビデオは見るたびに「フリッパーズギターのファンに売ろう」と思うのだが、手元に残してあるところをみると、アニメ好きもっさりファッションの代表であるぼくは、現実よりもこの痛々しい世界に共感しているのかもしれない。居心地のよさを感じていて、だから手放せないのではないか。

先日、母親が「渋谷に遊びに行きたい」と言っていたので「あそこはすっかり若者の街だからやめたほうがいいよ」と忠告したのだが、いま思えばこれは自分に向けて言っていたのではないか。

いまいち気持ちの整理ができないが、ただひとつ言えるのは、このビデオを購入したおしゃれ気取りの当時の自分とは決してシブヤで会いたくないということだ。

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