『のど自慢』で長野の帝王さんを見た

NHK『のど自慢』で長野の帝王さんのパフォーマンスを見ました。やっぱり表現せずにはいられない人のものはおもしろいですね。

司会者が「この曲で自分を思い切り表現します」と紹介することや、出演者たちが立ち上がって応援すること、鐘がふたつだったこともふくめて、番組全体がねらってやってる感じがしてよかったです。NHKのふところは深い。帝王さんは戸川純の名曲『レーダーマン』を歌ったんですが、つい先日、若手アニメーターがカラオケで熱唱していたこともあって印象深かったです。

摂食障害を乗りこえた長野の帝王さんによる『閉鎖病棟のヤニ部屋で』は、退院したあとにお寿司を食べる約束をしたり、「みんながしあわせになれますように」と祈っていて、じんわりとこころを打たれます。これにくらべると映画『クワイエットルームへようこそ』は障害をロマンチックに描きすぎかもしれませんね。もちろん、つくりものだからロマンチックでもなんでもいいのですが、『閉鎖病棟のヤニ部屋で』のような現実のゆるぎなさ、あたたかさに触れてしまうと、いったいどちらが「劇的」なのかをふと考えてしまいます。

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DS版『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』をクリア

DS版『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』をクリアしました。だいたい40時間ほど。おもしろかったです。

第5章冒頭のモシャスを使ったドラクエだからこそ成立する悲劇は何度やってもぞくぞくします。今回はクリア後の第6章で、ピサロとロザリーのこれまた悲劇的だったストーリーも発展します。よくぞここまでまとめたと感心するほどのシナリオだと思いました。

旧作と変わらずブライの装備がしょぼいのが残念でした。ラスボスになっても「革の帽子」と「ウロコの盾」でがんばる打たれ弱いブライ。使い勝手が悪すぎて泣けてきます。

ミミズみたいな敵の「ふしぎなおどり」が輪っか状になってくるくるまわるやつで笑いましたね。これならMPを減らされても納得です。

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映画『ボーン・アルティメイタム』を見た

映画『ボーン・アルティメイタム』は、シナリオは練られているものの、演出は雑だったり丁寧だったりする作品だと思いました。

たとえば新聞記者ロスが倉庫でじっとしていればよかったものを「人が来た、ここにはいられない」と飛び出たところで狙撃される場面は、「人が来た」のをきちんと画で見せてほしかった。1秒かからないごく短いカットでよかったのに。いっぽうパメラ・ランディが携帯電話を使ってないリストから、あっとという間に情報源を探りあてる場面は妙に丁寧だったりします。

モロッコ編までは楽しめましたが、それ以後は飽きちゃって眠気との戦いでした。いや、面白かったんですが……。わたしは「映像演出は保守的なくらいでちょうどいい」と考えるのでカメラぶんまわしが苦手なのですが、ぶんまわしスタイルにもある種の到達はあるのだなと感じました。ただ、あんまりこっち方向に映画が進んでほしくはないですね。

内容をそのままに、舞台を日本へ移し、CIA工作員を忍者に変えて翻訳リメイクできそうだなーとぼんやり思いました。

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行け! 伝教大師

前回の「怪」ラジヲの妖怪替え歌には笑いました。

(行け!タイガーマスクの節で)
国家鎮護の 大望に
燃える僧侶の 心意気
経典 貸してくれぬけど
空海なんかにゃ 負けないぞ
行け! 行け! 最澄 伝教大師

空海は『理趣経』を貸さなかった。なおかつ『観縁疏』や『弁顕密二教論』を書いて、顕教は現実世界と修行の段階を説くもので(因分可説)、密教こそが絶対世界と開悟を説くものだ(果分可説)と、最澄をぼこぼこにやっつけた。また愛弟子の泰範も比叡山を去って空海のもとへ行ってしまった。

こういう、どことなくせつない伝教大師がタイガーマスクの歌にばっちり合ってました。

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チーズケーキ番長がゆく! tatin(タタン)

うまいもの食べたい人にはおなじみ、吉祥寺のtatinでチーズケーキを買って食べました。しっとりした濃いチーズに、強烈なバニラのかおり。断面を見るとわかるのですが、けっこうな量のバニラが入っています。酸味もほとんどないのでチーズが苦手な人でも大丈夫でしょう。逆にチーズケーキらしさを求めるとひょうしぬけするかもしれませんが、これはこれでスタイルが完成していておいしいです。

tatin 75par fromageはちょっとわかりにくい場所にあります(地図はこちら)。店内はお菓子工房になっていて、こうばしくて甘いかおりで満ち満ちています。tatinに入ると「このかおりは世界中の人をしあわせにする」といつも思います。

小さな店舗でかわいくてうまいものが食べられる通好みな見つけづらいお店でいうと、阿佐ヶ谷のbagel(地図はこちら)に似てますね。ここのチーズケーキもうまいのでいずれ紹介します。

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『東洋のこころ』を読む

中村元『東洋のこころ』を読みました。大まかな内容はもくじから明らかです。

もくじ
第一章 神々と人間
第二章 一なるものを求めて
第三章 理法の普遍性
第四章 慈悲
第五章 生きる倫理
第六章 人間関係と相互扶助
第七章 普遍的国家の理想
第八章 大乗仏教の精神
第九章 合理主義の哲学
第十章 インドの論理思想
第十一章 人間のうちに
第十二章 差別対立を超えて
第十三章 世界国家の理想

東洋をあちこち散歩してから、東西の比較などをして、少しずつ意味はちがうけど大きくは同じ「慈悲(仏教)=仁(儒教)=兼愛(墨子)=博愛(西洋)」をとおして宗教・信仰・世界はひとつになれるという大きな理想を描きます。こういう内容にふさわしいラーマクリシュナ・ミッションで終わります。

おのれの思想をそのまま述べるのではなく、たくさんの引用に語らせるところは実に中村元さんらしいと思いました。親しみやすく、からっとした文体もあって読後感はさわやかです。

この本は東洋はインドを中心にあっちこっちへ飛んで語りつくすのですが、西洋のユダヤ・キリスト・イスラームについてはまるで避けているかのようにほとんど語りません。索引にインドラはあってもイエスはない。ふつう「慈悲=仁=兼愛=博愛」とくれば「アガペー」なんてことばがあってもおかしくないところなのですけど。

ほかにも、たとえば聖徳太子の「人はなはだ悪しきはすくなし」を引いて、

どうかすると普遍的な他の宗教でも、極悪人は地獄におちて絶対に救われないと教えます。しかし東アジア、南アジアの宗教では、悪人に対する徹底的な憎しみという観念が乏しく、悪人も悪の報いを受け、その報いがつきるといつかは救われるということを考えています。この東洋思想と西洋思想の根本的な違いを見ると、聖徳太子の言葉は非常に含蓄の深いものです。

と語っています。こういうところに中村元さんの主張が見え隠れしているのかもしれませんね。白黒をはっきりわける西洋と、白黒を混ぜ合わせる東洋のがちんこバトルは、中村元さんのように東洋サイドに立つと、対立していることすらとろけて混ざってしまうようです。

東洋のこころ (講談社学術文庫)

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チーズケーキ番長がゆく! ジョナサン

ジョナサンのなめらかチーズケーキを食べました。口に入れるとふわっと溶ける甘いレアチーズと、酸っぱいいちごのソース。甘さを酸っぱさで中和するところがいいです。運がいいときはいちごの果肉が入ってきます。番長は硬派なバンカラなので、こういうふわふわトッピングつきチーズケーキは好みじゃないんですが、口あたりのよさはなかなかのものです。チーズっぽさは薄いかもしれません。

実をいうと番長は週に4日ほどのハイペースでジョナサンでごはんを食べる、誇り高きジョースター家の一員なので、このチーズケーキの評価もちょっと甘めです。ジョナサン大好き。

カテゴリー: 食べもの

ドリーム・セット

携帯電話をいじってたら見つけたのでアップしてみます。
しつこいくらい315円を強調するドリーミンなかわいいおもちゃです。

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映画『夢駆ける馬ドリーマー』を見る

映画『夢駆ける馬ドリーマー』をDVDで見直しました。おそろしいほど単純な映画です。しかも手垢のついた「夢は信じればかなう」のワン・テーマ。あまりに無茶すぎる。頭の30分でだいたいどういう物語かわかってしまい、その予想は裏切られることなくしゅくしゅくと時間は過ぎさり、まんまと思い描いたとおりのラストをむかえます。

ポリティカル・コレクトネスなどにあちこち目くばせして2~3時間かかってしまう作品よりは、強引にでも単純化して100分ほどにまとめた作品こそがわたしにとっての映画です。この作品は、レース中に転倒して足を骨折した馬が家族のささえもあって回復し、同時にちぐはぐだった家族の絆ももとどおりになる、というような内容なんですが、映画がはじまって10分ちょっとで、もう馬がぐしゃっと転倒するんですよ。映画館で「傑作だ!」と思った瞬間でしたね。また父役のカート・ラッセルを上げるまでもなく、実にアメリカらしい映画でもあります。

初見では気づかなかったのですが、見直してみると、父と息子のエピソードがくどいわりに、奥さんのエピソードが少ないかもしれませんね。場面転換がとうとつなところが多いので、軽く風景をはさんだりすればいいのにな、と思いました。たぶんカットされた場面が多いためでしょう。

元旦の日記に「ひょっとしたら『夢駆ける馬ドリーマー』は去年でいちばん驚かされた作品かも」と書いたっきりだったので、見直したついでにちょいと補足してみました。馬を愛でるなら『シービスケット』を、映画を愛でるなら『夢駆ける馬ドリーマー』をおすすめします。

夢駆ける馬ドリーマー スペシャル・エディション [DVD] シービスケット [DVD]

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チーズケーキ番長がゆく!

アニメ業界きってのチーズケーキ番長(略してCCB)になるべく、せっせとチーズケーキを食べています。わたしこと番長は硬派なバンカラなので、かたくてシンプルで濃厚なものが好きです。ふわふわでトッピングが乗ってるような軟派なやつは成敗します(胃のなかに)。

JR新宿南口を出てすぐにある、Sign SweetsのNYチーズケーキを食べました。手堅いおいしさですね。ベーシックながらも下のタルト生地にクルミが入っているところにひと工夫を感じました。番長としてはもっと個性の強い、殴り合いをとおして友情を確かめられるやつが好みですけど、たまには優等生なチーズケーキも悪くないなと思いました。毎日のようにたくさん食べるなら、こういう軽めの方がむしろいいのかもしれません。

同居人がデコピンでわたしの学帽を飛ばし、「てめぇ、TOPSを食わねえでデカイつらすんなよ」とこわい顔を上下に細かくゆらしながら言うので、さっそく食べてみました。なるほど、これはうまいです。表面は甘すぎない生クリームで、中身は濃いクリームチーズ。レモンかサワークリームかわかりませんが、ほどよい酸味がすっきりした後味を残します。生チーズケーキハードの小さいもので900円くらいと、お値段はそこそこしますけど、量もそれなりに多いです。わたしはぺろっと平らげてしまいましたが。

チーズケーキ番長はこのところメタボリックな体型を気にしているので更新はひかえめにするつもりです。

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