カテゴリー別アーカイブ: 書籍
隠し剣 鬼の爪
映画『隠し剣 鬼の爪』を見た。同じ山田洋次監督の『たそがれ清兵衛』には心底がっかりしたのだが、こちらはまだ楽しめた。
出演していた田中泯が目に残った。田中泯は『たそがれ~』では狂った剣客を、『隠し剣 鬼の爪』では剣術 … 続きを読む
乙川優三郎『霧の橋』
乙川優三郎『霧の橋』が読みおわった。また田無のモスバーガーですんすん泣いてしまった。
乙川優三郎の物語、語り口にはパターンがある。主人公は、最後に越えるべき大きい山の手前で、その山に似た小さい山にぶつかる。小さい山を … 続きを読む
映画つながりの話
竹中直人の新作を見に行く前に、復習しようと思って『無能の人』を見た。見るのは三度目くらいになる。今回はじめて、鳥男の役で出演している映画監督の神代辰巳にどきりとさせられた。すごく存在感がある。二度目の鑑賞まではぜんぜん … 続きを読む
鼻水と乙川優三郎
急に寒くなって、水みたいな粘度の少ない鼻水が出て仕方がない。いくら気を張っていても、一瞬であごまで垂れてくる。まぬけすぎる。
食事に行くときは、ティッシュを四つ折りにしてポケットにしのばせていた。コーヒーなどを飲みつ … 続きを読む
ちょい不良(ワル)オタク
雑誌LEONの目次一覧が、ある種の奥深い境地にまで達していて、笑いたいのだが笑えない、でもおもしろい、というふしぎな感じになっている。わたしは初見ではほとんど意味がつかめない。
こういうコピーはどういう人が考えている … 続きを読む
のだめカンタービレ
漫画喫茶で、そういえば人気があったなと思い出して読んだ『のだめカンタービレ』が面白かった。一気に読んでしまった。ちょうど「クラシック音楽は落語のように楽しむものではないか?」と考えていたせいか、読みながらその考えの裏づ … 続きを読む
「その木戸を通って」の雑感
山本周五郎の短編小説「その木戸を通って」を再読した。
冒頭、主人公の平松正四郎は「平松さま」と呼ばれるが、自分のことだと気づかない。なぜかというと、廃家になっていた名門の平松を再興する当主に選ばれ、岩井から平松へと苗 … 続きを読む
時代小説とナレーション
前に映画『雨あがる』のナレーションを批難したものの、時代小説をいくつか読んでみて、ちょっと考えがかわってきた。オススメされて読んだ乙川優三郎の『屋烏』を読んで、さらに確信した。
問題は「気持ちを口に出さない美徳」と「 … 続きを読む
濃い日
朝からバタバタしてあっという間に夜。ちょっとした(でもすばらしい)発見がたくさんあった日だった。
漫画『墨攻』を読みおわった。秦の始皇帝の時代のお話。読みながら何度もなんども血涙を流すほど感動した。戦争兵器として害虫 … 続きを読む
山本周五郎にはまっている
山本周五郎の小説『おさん』と『人情武士道』が読みおわり、いま『おごそかな渇き』を読んでいる。『おさん』の中の「その木戸を通って」がよかった。かなりアニメ向きの内容だと思った。不思議小説と言われる短編だけあって、よくわか … 続きを読む