蔵本由紀『非線形科学』が読み終わりました。まさか新書を読むのに6時間もかかるとは……しかも理解できないところがいっぱい。
原子や電子、中性子などミクロの不変構造をさぐってきた物理学が、とうとうマクロの複雑な現象のなかにも不変構造をさぐりはじめ、「縮約」などの方法をあみ出す。「縮約」は複雑な現象にふくまれる重要な自由度・変数だけを選び出し、単純なかたちに切りつめ、本質的な情報を失わずに記述する方法。
この「縮約」で文系のわたしが思い出したのはナラトロジーでした。対象がちがうだけでアプローチは似てます。
こういう本はきちんと線形科学を学んで、なおかつ数式を扱えるようになればもっと深く楽しめるんでしょうねえ。興味深くはあるんですが、いかんせん教養が足りないので、びっくりしたり感動したりはできませんでした。残念。
