いろいろと忙しくて、のび放題の坊主頭を手入れすることもままならない。いまわたしの頭は、坊主がこんもりと丸く大きくなっていて、さながら「にせアフロ」といった按配である。うつ伏せでまくらに顔面を押しつけないかぎり、どんな寝方をしてもおかしな寝ぐせがつく。ロードバイクのヘルメットをかぶると、頭のでっぺんが『おでんくん』みたいにへこむ。しかし、ほったらかしだ。どうしようもないほど精神的にも肉体的にもまいっている。
逆に考えると、坊主のようすを観察すれば、わたしの調子がわかる仕組みになっている、とも言える。坊主レーダーである。
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アニメ『のだめカンタービレ』の6話、7話を見た。6話は、はっきり言って荒い。でもテレビシリーズだからあるていどは仕方なく、重要な話数に当たらなかったことをよろこぶしかない。このキャラクター・デザインは、微妙なニュアンスをひろうのがむずかしく、どちらかと言えば似せにくいタイプだろう。たとえば髪の毛のフォルムとか、服のシワとか、描く人によって大きくちがってしまい、そこらへんがちがうと、なんとなく「似てないなあ」と感じてしまう。原作の絵に寄せていて、わざとアニメっぽいフォルムにしてないのが理由のひとつだと思う。
7話はつめこみすぎで、二回に分けた方がよかったんじゃないかと思えるほど、それぞれの描写が足りず、あっさりしている。とくにロマンティックな描写はぜんぜん尺が足りてない。このぎりぎりの抑制されたロマンスは、表現的には恥ずかしいくらいこってりやっていいと思うのだけども……。たとえば、くちびるに軽く透過光をのせる、とか、フィルターをかける、とか。あくまで表現的に濃く、描写的には抑制した描き方がほしかった。
のだめの実家あたりの「後ろから抱きしめる」ところは、ぜひがんばってほしい。抱きしめられて驚くのだめの表情のアップから、一気に引いて、夕暮れの強い陽射しにシルエット気味になったふたりをロングで捉える。うしろの海(川?)の水面が、ただ、きらきらと光る、みたいな。見てる人が「きゃー」と言いながら、両手で顔をおおい、指のすき間からテレビを眺めてしまうほどの、強烈なやつをお願いしたい。