『赤毛のアン』雑感

 小黒祐一郎さんが編集長メモで『赤毛のアン』について書いているので、わたしもつられて。

 ゆっくりちまちま見ているのだけども、『赤毛のアン』はほんとうに面白い。マシュウが足音を立てないよう、ブーツを脱いで階段をのぼるという、たったそれだけの場面にあふれる多幸感。毎週こんなアニメが10本くらい放送していたら、どんなにすてきなことでしょう。

 『赤毛のアン』の第10話で、アンとダイアナが「気絶ごっこ」をする場面の作画が良い。絵、タイミング、芝居のつかみかた、いろいろとうまい。原画は近藤喜文さんだろうか? 第13話のアンが部屋で体操してからだを伸ばす場面と、アンが学校でアクションつきの詩の朗読をする場面は、宮崎駿さんが原画を描いているように見えた。アクションつきの詩の朗読は『カリオストロの城』でクラリスに向かって話す、ルパンの芝居がかった演技そのまんま。少年がカエルで遊ぶ芝居など、リピートの使い方が効率的でうまいが、時間がなかったんだろうな、とも思った。

 あと第12話では、アイスを食べたことのないアンがしきりに食べたがる場面を見て、ぐっときてしまった。たしか後半に、成長したアンとマシュウがアイスを食べる場面があったはず。それを思い出したのだった。マシュウがお菓子屋さんでアンへのお土産を買う場面も良い。おっさんが気恥ずかしそうにチョコレート・キャンディを買うのだ。きっとアンはそのお土産をもらって大喜びするんだろうなあ、なんて考えながら見ていると、やっぱり大喜びする。見ているわたしもうれしくなる。ああ、なんて楽しいアニメなんだろう。何話か忘れたけど、袖のふくらんだ服をめぐってのマシュウの活躍(?)も早く見たい。

 オープニングの主題歌は、リズムやメロディがけっこう変則的で、いっしょに歌うにはむずかしい曲だ。まあ、わたしはとうぜんのように大声で歌いながら見ているけれども(ええー)。

赤毛のアン(1)

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