『ノエイン』第一話の感想

 アニメ『ノエイン』の一話をやっと見た。冒頭の大久保宏さんの作画がすごかった。お話の鍵をにぎる特別なシーンで、見せ場にふさわしいパワフルな画面がすばらしい。

 岸田隆宏さんによるキャラ表やレイアウト修正は太い線で大らかに描いてあったのだけど、完成画面ではけっこうきっちりしていて意外だった。「一話なんだから贅沢につくろうよ」という感じ。岸田さんのレイアウトは縦のパースがきつくて、線画だとぎょっとするけど、完成画面で見るとそんなに気にならない。

 目が四角いキャラクターがまわりから浮いているように感じられて、それが新鮮で良かった。白土三平みたいな、つねに毛が横に流れている髪型は、うまい人が描けば面白く動かせそうなのでちょっと期待。作画の自由度は高く、リアルっぽくも漫画っぽくもできそうだ。

 一話と最終話、話題になるような回を拾って見るだけでも、作画好きには面白いと思う。ストーリーは続けて見ないとわからない仕掛けになっているらしく、お話を求める人にとって面白いかどうかはまだわからない。登場人物が身に降りかかる不思議な出来事を素直に受け入れてしまう、アニメ村で生まれたアニメ調の演出なので、一般の人にはきついと思われる。

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