ジブリと曹操孟徳

 『「もののけ姫」はこうして生まれた。』を見直してて、このころのジブリは『蒼天航路』の曹操軍の姿に似ているな、と思った(まだ17巻までしか読んでないけど)。

 この漫画の曹操孟徳は文武に秀で、なんでもひとりでできてしまう。戦争はたくさんの兵を必要とするため、兵をまとめる武将たちは必要とされているが、軍師たちは「本当にわたしは必要とされているのか?」とつねに悩んでいる。かんたんに言えば、曹操以外の個性はむずかしい立場に置かれている。軍師たちはもちろん、武将たちでさえ、自分の意見と「曹操ならどうするか?」という意見をいつでも迫られる。

 アニメーションで言えば、兵の原動画、武将の作画監督は必要とされているが、軍師の演出は必要とされていない。まさにジブリである。

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