2ちゃんねると短歌の著作権

 短歌のことを書きはじめてから、アクセス数が増えてます。なぜ?

久しぶりに2ちゃんねるに書き込みをしました。先日も書いた「タンカ侍でござる!」というスレッド。

http://game9.2ch.net/test/read.cgi/tanka/1097473791/

ここの808、809、812、822、827(←自作自演)がわたしです。要約すると、第五十回角川短歌賞を受賞した小島なおさんの短歌と、第2回歌葉新人賞を受賞した斉藤斎藤さんの歌集『渡辺のわたし』の短歌、2首を斬りましょうという提案。わたしは短歌歴がたった9日なので、スレッドの雰囲気をよめてない感じが…。以下、わたしの書き込みを加筆して転載。

噴水に乱反射する光あり性愛をまだ知らないわたし(小島なお)
視覚的な「噴水・光・乱反射」に、自分の性愛にたいする「不安・期待・複雑なおもい」を重ねて詠いとる手さばきと、実年齢にふさわしい、その時期に描くべき題材を堂々と詠うセンスは、正統派の金のたまごを見ているよう。歌壇を背負って立つ人材として、今後に期待したい。特に性愛を知った瞬間や、そのあとの! ってエロおやじですかわたしは。

題名をつけるとすれば無題だが名札をつければ渡辺のわたし(斉藤斎藤)
目立つ匿名なのに実体験を詠うことなど、短歌における「私性」と果敢にたわむれる芸風がよく表れた歌。しかし、この芸風は長くはもたないと思われる。口語短歌を方法論的、構造的なところからアプローチする芸風も同様である。これらをすべて取り去ったあとの斉藤斎藤のネクスト・ステージに期待したい。第四句、五句は八文字で字余りだがリズムがよくて、こういうところは地味にうまいと思う。

われながらてきとうなこと言ってますな。短歌の評論はまだ一度も読んだことがないんですけど、だいたいこういうふうに論じるんだろうと予想して書きました。じっさいの短歌評論を読んだらちがいにびっくりするかも。我流ながら短歌評論を書いたことで、あらためて「斉藤斎藤は短歌界の黒沢清である」と、ひとり納得しました。

小島なおさんの受賞作は、こちらで読むことができます。ここは見た感じ個人サイトなんですけど、角川短歌賞の受賞作を転載してます。これって著作権とか大丈夫なのかしら。ちょっと心配です。ありがたいですけど。

いまだにわからないのが短歌の著作権です。短歌は三十一文字と短く、書き写すのが簡単だから、よく個人サイトで「わたしの好きな短歌で~す」なんて、全文引用されてます。わたしもいくつか引用しました。これが音楽だったらアウトでしょう。「わたしの好きな曲で~す」とmp3をアップしたら、あたり前ですがかなり怒られる。

もちろん短歌と音楽には「形式」のちがい、「売り方」のちがい、いろいろありますけども。プロの歌人の方々が短歌の著作権をどう考えているのか訊いてみたいところですね。予想としては、ズサンな管理をしているか、オープンソースに近い考え方のどちらか。どちらにしても、いかがなものかと思いますが。

というわけで、きょうの短歌。

ニューヨークのとある店先に「Wings are free」の張り紙
大空に自由な翼はためかせ 手羽先無料で今夜はから揚げ

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