外国人っぽい発音で言うと「ポキモン」という作品の動画をやった。
経済効果、海外人気、ピカピカ事件、黄色いねずみ、ピカ~。いつも話題をふりまいてきた作品だ。わたしのいる会社の作品じゃなくて、外の仕事なんだが、とても光栄だと思う。がんばってやった。
知名度のせいもあって、「ポキモンの仕事が来たよ!」というひと言に色めきだつ動画ブース。「へー」と感心する人あり、「おおっ」とおどろく人あり、「ピィカァチュ~」とまぬけ面でものまねする人あり(わたしだ)。みんなそれぞれ思うところがある、すごい作品なのである。
そんな「ポキモン」のすごさは、いろいろなところに表れる。まずはカット袋に書かれた話数。ふつうテレビアニメは20数話とか、長くても60数話くらいで終わるもんだが、ポキモンはちがう。
266話。
ちびくろさんぼの食べた169枚のパンケーキを軽く超している。ドラクエのすばやさとかのステータスは最高値が255だが、この点でポキモンは10進数も16進数も超えているとわかる。ていうか、パンケーキとかドラクエとか、よくわからないが、とにかくすごいのである。次にすごいは、紙だ。
上質の動画用紙。
社外の仕事は、だいたいカット袋といっしょに、その作業で使われるだけの紙もやってくる。ポキモンの紙はよかった。表面がしっとりしていて、鉛筆の先がいい感じに紙にフィット、黒々としたまっすぐな線が引ける。さすがだ。紙くらいでケチケチしないのがいい。
さて、一枚いくらで生活する動画マンなら、とうぜん単価も気になる。相手は天下のポキモンさま。任天堂はポキモンの収益で、社員を40年食べさせていけるらしいとも聞く。いったい動画単価はいくらなのか。
***円。
ふつうだった。動画ブースでは、「ええー」と不満をもらす人あり、「やっぱり」と納得する人あり、なぜかくり返し「ピィカァチュ~」とものまねする人あり。