メール募集

 やっと判りました。僕にメールが来ないのはトップページにアドレスを書いてなかったからですよ。普通のページは一番下に All rights reserved とか書いてその隣にメアドでしょ? ウチはそうじゃなかったんだもん。よかったよかった。メールが来ないのは相手にされてない訳じゃなかったんだ。馬鹿にされている訳でもなかったんだ。ふう、これで一安心です。おっと、安心ついでに忘れちゃいけませんね、アドレスを書いておきます。僕のメアドは です。めちゃくちゃ書いて、どしどし送ってくださいね!

 あ、話題? メールの話題ですか? いきなり書けと言われても内容に迷ってしまうぞと。どうしてもと言うならアレをカクぞと。僕は上品なので下ネタは無視することにして、まあそうですね、話題に困ります。どうしましょうか。どうして欲しいですか? こういうのは何が適当なんでしょう? あ、うん、そう、ちょっとおかしな失敗談とか、人一倍劣等感の強い僕がほくそ笑むのに丁度良いかもしれません。例えばこうです。

ボクの初体験は野外プレイでした。ひとつ年上の彼女に公園へ誘われて、そこでやってしまったんです。季節が夏だったのと、その公園に溜め池があったので蚊が大量に飛び回っていたんですが、初めてだったボクは緊張していて、蚊に刺されることも気にせず、一生懸命に本で得たテクニックを駆使していました。
 そのうち彼女は興奮したのか、勢いよくTシャツを脱ぎ捨てボクの上に乗ってきたので、ボクもいよいよ興奮して来ました。彼女は周りに聞こえてしまうぐらいの大声を出し始めて、ちょっとヤバイかなとは思いつつも、ボクも負けじとブルブル揺れる大きな胸を両手いっぱいで揉んでいました。
 しばらく無我夢中だったので時間がどれくらい過ぎたのか判らなくなったんですが、ふと気づくと彼女の胸にたくさんの乳首があるんです。可笑しいな、とは思ったんですが、そのことを彼女に言って雰囲気をぶち壊すのが嫌だったので、無言のままたくさんの乳首をいっぺんに攻めました(違うやつをいじって彼女に勘づかれたら困るので)。
 そうこうしているうちに、いよいよボクの二十本の指と口では乳首の数に追いつかくなって来ました。変だ変だと思っても頭がボンヤリして、何というかどうでもよく感じてしまうんです。腰を動かしながら、でも、……(後略)

 えっと、これは駄目な例です。僕はこんな長いメールは読みません。スゲー面倒くさがりなんです。あと、こういう風に読んでる途中でオチがばれるのは、あんまり良くありません。「ボクがいじっていたのは乳首じゃなくて蚊に刺された跡だった」とかその手の話でしょう。ダメです。ありきたりです。

 あ、ゴメンゴメン、オチとかなくても全然構いませんよ! 実は何でも良いんですよ! 好きなラーメンの種類とかでも! そういう感じで失敗談メール大募集です! 絶対に来ないけど。

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