twitter-log アクィナス=プラトン+アリストテレス

補足:以下はすべてhttp://twitter.com/kimarxへの返答。哲学を宗教学でまぜかえした。

  • 2008/12/15
    @kimarx 少しずれた返答になりそうですが、書いてみます。時代順に話を進めます。古代ギリシアのディオニュソスの密儀、オルフェウス教、ピュタゴラス教団などは、人と神の「一体化」を求める神秘主義でした。プラトンはこの影響を受け、さらにプロティノスの新プラトン主義に受け継がれます。
  • 2008/12/15
    @kimarx 新プラトン主義では、万物は一者から流出して、再び一者へと帰り「一体化」すると説きます。旧約聖書では神と被造物(人間など)の間には絶対的な断絶がありますから「一体化」などは考えられません。しかし新約聖書の時代になるとパウロやヨハネなどで「一体化」が書かれはじめます。
  • 2008/12/15
    @kimarx この人と神の「一体化」を求める神秘主義はアクィナスに受け継がれます。『神学大全』第三章では、人間キリストは信仰者にとっての神との「一体化」への道であると説きます。ご質問にあった、アクィナスが人間としてのイエスを強調する理由は、この「一体化」の影響が考えられます。
  • 2008/12/15
    @kimarx アクィナスは神学とアリストテレス哲学を統合したことで有名ですが、著書のかなり重要なところで非常にプラトン・新プラトン的です。以上の「一体化」もそうですが、アクィナスは神の実在を証明するところで「不完全な現実世界の雛型である創造主=イデア」のように考えています。
  • 2008/12/15
    @kimarx プラトンとアリストテレスの中間にいる人物として、アクィナスは面白いと私は思います。おそらくアクィナスは二人の哲学のいいとこ取りをしたので conflict しなかったんでしょうw。プラトンとアリストテレスのちがいを考える上では、参考になると思います。
  • 2008/12/15
    @kimarx プラトンがイデアを主張したのはギリシアの社会的変動が原因だと私は思います(反論されそうですがw)。主に戦争、人口の増加、脱宗教化などによる社会的な混乱を抑えるために、絶対的普遍を主張したのだと。これは宗教学的によくあることなのでプラトンだけ例外とは考えられません。
  • 2008/12/15
    @kimarx アクィナスも同じように、戦争(十字軍)、人口の増加、脱宗教化などによる社会的な混乱を経験しています。もしかしたら彼がプラトン的な絶対的普遍を取り入れたのは、このような社会的変動が原因かもしれません。ふとそんなことを思いました。
  • 2008/12/15
    @kimarx あー、やっぱり長文になってしまいましたw。ヘーゲルについても書きたいことはあるんですが、アクィナス「人間キリスト」とヘーゲル左派の分裂には、おっしゃるように、似たような関係を感じますね。すいません、以上で終わります。

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